中国語を習おうと決めたときに、中国語教室に通ったり、オンライン中国語レッスンを利用したりと
色々な学習環境から自分に合うものを選ぶことができます。
中国語教室に通うためには、レッスン料金などのコストが生じるので失敗のない教室選びをすることが大切です。
それと同時に大切になるのが、自分に合う学習方法であるかということです。
本格的に中国語教室に通っても、学習効果が上がらなければ意味がありません。
そして、中国語の能力を確実に上げるためには、自分に合う学習方法で的確に指導してくれる
「相性のいい中国語の教師」に出会えるかどうかです。
そこで今回は、はじめて中国語を学習する方向けに、そしてこれから中国語講教師(講師)になろうと
考えている方に向けて、「良い中国語の教師とは?」ということに着目して、色々とご紹介していきます。
自分に合った中国語教師を見つけるために、そして理想の中国語教室になるために、
ぜひ参考にしてみてください。
1.良い中国語の教師ってどうゆう特徴があるの?
良い中国語の教師(講師)といわれる人は、一体どのような特徴があるのでしょうか。
熱血漢に溢れていて、いつも一生懸命な人が良い教師でしょうか、
それとも分かりやすく教えてくれて、生徒にやさしい人が良い教師でしょうか。
人によって、良い教師ってこんな感じ、といったイメージを持っているかもしれませんが、
ここでは教師という大きな枠組みではなく、「中国語を専門に教える教師」に限定して、
良い教師とはどのような特徴があるのかを考えていきます。
中国語教師(講師)としての経験豊富
まず一つに、中国語を全く知らない受講生に中国語とは何かを教えていくには、
それなりの説得力がなければなりません。
何もない真っ白な状態から中国語学習を始めた人ほど、言われたことをそのまま吸収できる傾向にあるからです。
中国語教師(講師)からでた言葉を丸ごとノートに書き写して、頭にインプットさせていく生徒も多いので、
この段階で間違ったことは決して伝えてはいけません。
良い中国語教師ですねと評価される人に多いのが、
「経験が豊富」、
そして
「中国語の長い指導経歴」を持っているという特徴があります。
このような中国語教師は、これまでに何十人、何百人という受講生のレッスンを担当してきているので、
その長い経験に勝るものはありません。
そして、同じ中国語教室での勤続年数が長ければ長いほど、とても親しまれている教師であり、
信頼できる講師であるという証拠でもあるのです。
評価を受けられない教師や、生徒の中国語能力がなかなか上がらないといった評価を受けた教師は、
中国語教師に向いていないのではと考えて、途中で辞めてしまう人も多いのです。
中国語の教え方(スキル)が上手い人
中国語の教師に必要なことといえば、「教え方(スキル)が上手い」ということです。
中国語の教師なのだから教え方が上手いことは当たり前、と思う人も多いのですが、
誰もがみんな中国語の教え方に長けているわけではないのです。
教え方に関しては、教え始めた当初はまだ経験が乏しいので、
ある意味指導センスがあるかないかが大きいといえます。
中国語だけでなく、何に対しても説明がとても上手いという人がいますよね。
そういった人は、人に何かを教えるのが上手いといったセンスを持っているのです。
しかし、教え方のセンスがないと思っている人でも、諦めるのはまだまだ早いです。
中国語を教えたい、受講生に中国語をうまくなってもらいたいという想いを忘れずに、
センスを補うように努力を続ければ良いのです。
毎回のレッスンで指導内容を工夫してみること、教え方の上手い教師にアドバイスをもらって試してみること、
そして経験を積みながら教え方のスキルやセンスを養っていく努力を積むことが大切なのです。
きれいな中国語の発音ができる
良い教師に必要になることはたくさんありますし、人の数ほど良い教師への印象が異なります。
しかし、中国語の教師に関しては、これだけは絶対に欠かせない特徴というのがあるのです。
それが、「きれいな中国語の発音ができる」ということです。
中国語学校(教室)には、ネイティブスピーカーの教師もいれば、中国語の教え方を熟知している日本人教師、
中国人留学生のアルバイト講師などが在籍しています。
そして、これらの教師や講師に共通していえること、
それが
中国語の発音、そして声調が正確でなければならないということです。
中国語の基本は、発音や声調に尽きます。これらをマスターしていないと今後、中国語学習を進めていても
何度も発音や声調につまずいてしまいます。だからこそ、中国語教師のきれいな発音を極めているということは、
受講者が正確な中国語を学ぶために非常に重要なことだといえるのです。
日本人がつまずきやすい中国語のポイントを知っている
テキストをただ単に読み流しているだけの中国語教師は、あまり良い教師とはいえません。
良い中国語の教師には、「日本人がつまずきやすい中国語のポイントを知っている」という特徴があります。
はじめて中国語を勉強する人が最初につまずく中国語や、なかなか理解しづらい中国語の発音など、
日本人が特に苦手とするポイントをよく把握しているのです。
つまずきやすい中国語のポイントを知っていれば、どのように説明をしたら分かりやすいのかを
レッスン前に考えることができますし、経験を積んでいればこうやって説明すると分かりやすい
といったコツもつかめてくるでしょう。
難しいと感じてしまう部分は、少しずつストレスになっていきますし、
中国語学習を途中で挫折してしまう原因にもなりえます。
だからこそ、事前にレッスン内容を工夫して、日本人が難しいと感じるようなところについては時間をかけて、
ゆっくりと指導するなど、色々と工夫を取り入れている中国語教師はとても良い教師だといえるでしょう。
模擬レッスンを繰り返して指導力アップを図る教師
中国語を習っている受講生にとっては、中国語教師がどのようにレッスンまでに
準備を重ねているかは知る余地もありません。
それでも、授業のあとや空いている時間を見つけながら「模擬レッスンを繰り返して指導料アップを図る教師」
は、結果的に良い教師であると評価を受けることが多くなるでしょう。
模擬レッスンというのは、実際の受講生の前に立つまえに、
どのようなレッスンの進め方をしたらいいのかを考えるために
模擬練習を重ねる時間です。
そして、前回のレッスンのときに反省点があったときには、
次のレッスン前にどのように改善したら良いかと検討したりする時間でもあるのです。
常に指導力のアップを図る教師であれば、どんどん指導スキルが高まっていき、
どんな問題にも的確にアドバイスすることができるようになります。
教師だけが分かる説明ではなく、受講生が分かりやすいと感じる授業の進め方であれば、
良い中国語の教師だと多くの人が認めてくれるようになるでしょう。
いまある指導力や経験にあぐらをかくのではなく、もっと受講生に分かりやすく説明するには
どうしたら良いのかと指導力アップを図れる教師は、信頼のおける良い教師といえるのです。
中国語教室